イ-ジ-クロ-ザ-取 り 付 け

オプションに無いイ-ジ-クロ-ザ-を取付

 

イ-ジ-クロ-ザ-とは、スライドドアを閉めるときに、半ドアになったドアを自動で閉めてくれる装置のこと。

 

バックドアを電動で開け閉めできる装置もあります。

電動パワーバックドア トヨタ ハイエース ハイルーフ 標準ボディ ワゴンタイプ イージークローザー非搭載車用 LinksAuto

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リアドア用には電動で開け閉めできるキットもあります。

 

 

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バンタイプにはイージークローザーのオプション設定が無い

 乗用車やハイエースのSGLなどには標準で装備してある、スライドドア用のイ-ジ-クロ-ザ-、今では手を添えただけで、勝手に開閉してくれるスライドドアですが、  基本的に、貨物車タイプをキャンピングカ-にした私の車には、オプションにも設定の無い装備です。

 これまで、スライドドアを閉めるときには、力いっぱい引っ張らないと閉まらないことに不満を感じていました。
一度では閉まらず、ついつい力いっぱい引き込んで、ドアが壊れんばかりの勢いで閉めてしまう状況だったのです。

 乗用車のようなオートスライドドアまでは望まなくても、せめて半ドアを自動で閉じてくれるイージークローザーだけは欲しいなと調べてみましたが、貨物車タイプのハイエースには、イージークローザーは、メーカーオプションにも設定がなく、トヨタの販売店では取り付けにも対応してくれません。

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WEB上には、自分で取付した方がいた

 ところが、ネットの中には、自分で取付したという人がいました。

 ネットを参考にしながら、部品番号などを調べたのですが、データの車種が違っていたり、年代の古いものが多く、現状と相わないことがわかってきました。

 部品番号も、自分の車に合う部品というのは、オプショに無いので、もちろん見つかりません。

 訳を話して、部品ショップにたずねても、車体番号が判らないと探せないということでした。

 トヨタの部品共販店にも訪ねましたが、ネットで調べた部品番号が変わっているものがあるという情報もありました。

 結局、ネットに載っているトヨタパーツカタログから、ハイエース標準ボディーの部品番号をすべて調べてみることに。

 そこで部品番号を拾いだしたのですが、もちろん自信はもてません。

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部品番号が分からないまま部品を注文

 

 イチかバチかで定価の5%引きのIMCショップさんに見積をしていただき、注文へ。

 

注文した部品と部品番号は以下の通り。 

 

イージークローザー

パワースライドロックASSY LH
部品番号
 69300 – 26142

 

ドアクローザーリレー
スライドドアクローザーリレー
部品番号 85975 – 26132

 

コントロールジャンクションメス
スライドドアコントロールジャンクションメス LH(ドア側)
部品番号 84262 – 26120

 

コントロールジャンクションオス
スライドドアコントロールジャンクションオス LH(車体側)
部品番号 84261 – 26141

 

ドアコントロールリレー
ドアコントロールリレー
部品番号 85918 – 26171

 

コントロールリレー用カプラ
他に、ドアコントロールリレー用のカプラ
090TS-05F(メス5極カプラ)
090-TF(カプラ用接続金具) 5ヶ

 

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スライドドアのドアロックアッセンブリの取り外し

 私の車の場合は、スライドドア入り口の半分ほどまで収納用の棚が付いているので、部品交換が難しく、そのままで交換するか悩んだのですが、ドライバーも入らない狭さのため、しかたなくスライドドアの後ろ側、スライドドアを支えているスライドレールを外しての交換となりました。

 内張りもモケットが貼ってあるため、何箇所かビス止めがしてあります。

 既存のドアロックASSY(アッセンブリ)を外します。

 スライドドア側面の、3本のトルクスネジ(星形ネジ)を外し、ドアロックアッセンブリを外しました。
 スライドドアをレールから外しているため、ドアロックアッセンブリを右手で支えながら外すことができました。

外したドアロックアッシー

 

ドアロックアッセンブリから伸びたワイヤーの先端が、スライドドアを開け閉めする部分(リアドアロックアクチュエータ)にはめ込んであります。
ワイヤーカバーの頭、金属部分がミゾにはめ込んであるだけなので、ワイヤーの金属部分を手前に引いて外し、ワイヤーを留めてある太鼓部分を少し押し込んで斜め上の方に上げて、本体のミゾから外し、ワイヤードメから引き抜けば簡単に外れます。

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 パワースライドドアロックアッセンブリを取り付け

 いよいよ、スライドドアの半ドアを自動で閉めてくれる、稼働部分のモーターの付いたパワースライドドアアッセンブリの取付です。
モーターが付いて重いので、スライドドアの側面の三本のトルクスネジのほかに、ドア内側には、固定用のM6のボルトが通るように穴が開いていて、自前のM6のボルトでパワースライドドアアッセンブリを固定しました。

自動ドアロックアッシー

 部品が重いのでネジ穴の付いた箇所があります。
 そこを
M6のビスで固定します。

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スライドドアクローザリレーの取付

パワースライドドアアッセンブリから出ているスライドドアクローザーリレーにつながるカプラとスライドドアクローザーリレーとのカプラでつなぎます。
これも、写真の位置に、スライドドアクローザーリレーを取り付けるように穴が開いてあるので、M6のビスで取り付け
できます。

ドアロックリレー取付

 

 後は、パワースライドドアアッセンブリから伸びたワイヤーを、スライドドアを開け閉めする部分(リアドアロックアクチュエータ)のワイヤーを外した部分に取付けます。

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スライドドアコントロールジャンクションの交換

ドアジャンクションドア

 

交換前のジャンクション

 

 既存のジャンクションを外してみたのですが、新しく交換するスライドドアロックリモートコントロールとのカプラが違うことに気づきました。
既存のカプラ(スライドドアロック用)は接続配線が2本、しかし、交換予定のカプラは接続配線が4本でした。
車体側のエンジンルーム内のジャンクションにつながる配線を見てみると、スライドドアロック用の配線も2本なので既存のカプラを取り付けることにしました。

カプラが違う

 既存は、緑、青黒の二本線ですが、新しいカプラには赤、青の線もあり、4本線に

スライドドアロックリモートコントロールには、緑、青黒の線で稼働しているので、余分と思える
赤、の線を切断し、カプラも既存のものにつなぎ直しです。

プアカプラ加工


後は、パワーロックアッセンブリからのカプラとつないで内張りを閉じました。

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車体側のジャンクション取付

 

 バッテリーの脇にあるジャンクションからきているカプラ。 
 

ジャンクション側既存カプラ
ジャンクション側のカプラ、メス側は上が緑線、下が青黒線

 

車体側ドアロックカプラ

車体側のオスカプラは、上が青線、下が赤線になっています

 

 バッテリー脇のカプラを外し、既存のジャンクションを外して引き抜きます。
 このカプラから車体ジャンクションにつながる2本の配線は、スライドドアのロック、アンロックを行うための配線です。

ネットの他の方は、バッテリーを外していましたが、私はバッテリーのマイナス端子だけを外すことで、手が入り作業することができました。

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ドアコントロールリレーの端子番号確認

 ドアコントロールリレーには五箇所の接続端子があり、ネットでも番号などが書いてありましたが、確認のため基盤を抜き出してチェックしました。



 5個の端子の下に 1 、上に 5 と書いてあるので、基盤の表、右から 1, 2, 3, 4, 5 であることを確認。

 

コントローラー番号

ドアコントロールリレー用のカプラーに各線を接合して、リレーに差し込む。

 

コントロールリレー配線

 

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半ドア警告灯からつながる配線探し

 

 一連の作業のなかで、問題だったのがカーテシ(スライドドアオープンでONになる、つまり半ドア警告灯のスイッチ線)線を接続する場所探しでした。

 助手席上のドア側の天井内にソケットがあるという情報もありましたが、開けてみたら、その場所には、ソケットはみつかりませんでした。

 もう一つのネット情報は、グローブボックスを外した奥、コネクタが並んでるなか、左端のコネクタ内の左から2列目、上から3番めの白い太めの線がカーテシ線ということでした。
たたし、この情報が、正しいとは限りませんので、ご自分で施工される方は、それぞれ再確認してください。



 その白い線を、ナイフで被覆を剥いで線を出し、仮に接続して確認です。

 

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イージークローザーが作動した結線図

 

下の配線図は、結果的にイージークローザーが作動した結線図。

リレー配線図

 

 

 ドアコントロールリレーの配線と、スライドドコントロールジャンクションオスとの接続は、ネットでは各線にハンダ付けし、T 字取り出しているようです。

しかし、既存スライドドアロックリモートコントロールのカプラではスライドドアロック用の配線以外必要ないようなので、残りの3本を切断してドアコントロールリレーの配線へ直結にしました。

 緑線と青黒線は、元々あるスイッチドアロック用配線なので、そのままです

下の写真は、最初に接続したものでしたが、ドアコントロールリレーからの青、黒、は、間違った配線。


作動しなくて、3回ほど配線をつなぎ直してしまいました。

 正解の配線は、

ドアコントロールリレーに繋いだ黒線が、スライドドアコントロールジャンションの青線に

ドアコントロールリレーに繋いだ青線が、スライドドアコントロールジャンションの赤線に

が正解。



下の写真は間違った配線(繋いだ配線の状態の写真)でした。写真の青線、赤線が正解の接続。

車体ジャンクション側配線

 

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ドアコントロールリレーの取付

 仮配線で作動を確認した後、本設しなおしてドアコントロールリレーを取り付け。

取付金具は、付いてきたものを取り外し、新たに金具を加工して、L 字にしてエンジンルームの後ろの仕切りに掛ける仕様に。


 バッテリーを交換する時に、簡単に移動できるようにとの考えからでした。

 

 

リレーの取付

 プラス電源へは、20Aのヒューズをつけて、バッテリーに直結。

 

 

電源接続

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まとめ

 

 ドアコントロールリレーとスライドドコントロールジャンクションオスとの接線を間違えて、イージークローザーが作動せず、注文した部品番号が違ったのではないかとか、かなり悩んだりしました。

 

 電気配線図を全然理解できていない私には、ネットでの接線に従って繋ぐしか方法がなかったのでした。

 部品の年式が違うためなのか、3種類ほどの接続種類があったのですが、結果、何とか動くようになり、ホットため息。

 もともと合う部品番号が無いまま、適当に部品を選択し取り付けたのです。
幸い作動してくれたのですが、半分賭けみたいなところもありました。

 

 これで、スライドドアを、以前のように、力任せに「バーン」と閉めなくても、半ドア状態まで静かにもっていくと、イージークローザーが働いて、「ジーガチャン」と自動で閉めてくれます。

 これからは隣に車中泊中のクルマが停まっていても、スライドドアを閉める時に出す大きな音を、気にせずにトイレなどに行けるようになり、 迷惑をかけずに済むようになりました。

 

 

 

 

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