100V電源を自動切り替え装置に改造

コンタクタリレー

車中泊で便利な外部電源とインバーターの自動切り替え

 車中泊やキャンプで活躍するインバーター。車内のサブバッテリー(DC12V)をAC100Vに変換することで、家庭用家電を車内でも使えるようにする便利な装置です。
しかし、自宅やRVパークなどで外部電源(AC100V)が利用できる場合、サブバッテリーを消耗せずに直接外部電源を使用したいと考える方も多いのではないでしょうか。

 今回は、外部電源とインバーターの電源を自動で切り替えられるように改造した方法をご紹介します。
私自身、電気関係には詳しくありませんが、Web上で情報を調べながら実践してみました。
その結果、手軽に便利なシステムを構築することができました。

必要な部品:コンタクタリレー

 今回の改造で使用したのは「コンタクタリレー」という部品です。私が購入したのは「2a2b接点」のコンタクタリレーです。
あとはホームセンターなどで売られている家庭用の15Aの普通のブレーカーです。

コンタクタリレー

コンタクタリレー2a2b

2a2b表示

 

a接点
:電流が流れていないときに接点が離れている状態。
b接点
:電流が流れていないときに接点が繋がっている状態。

このコンタクタリレーには、a接点とb接点がそれぞれ2つずつ備わっています。これで、外部電源とインバーターの切り替えを実現しました。

 

配線と設置した場所

 コンタクタリレーは流し台の内部の壁に取り付けました。以下は、配線やブレーカーの配置について説明します。

1. コンタクタリレー
左側に設置し、外部電源とインバーターの切り替えを担当します。

2. テレビや小物用の15Aブレーカー
家電製品を安全に使用するための保護装置です。

3. コンセント用ブレーカー
流し台の下にあるコンセントに接続されるブレーカーです。

4. 家庭用100V入力側のブレーカー
一番右に設置。このブレーカーをONにすると、コンタクタリレーが作動し、インバーターからの100Vが家庭用100Vへ自動的に切り替わります。

実際の使用感

 このシステムを導入したことで、RVパークやキャンプ場など外部電源が利用できる場所では、サブバッテリーを消耗せずに済むようになりました。
例えば、外部の100V電源に接続するだけで、これまでインバーター経由で使用していた家電製品がそのまま外部電源で動作します。
特に設定を変更する必要もなく、スイッチを入れるだけで電源が自動で切り替わるので非常に便利です。

今回の改造は、必要な部品がコンタクタリレーだけだったため、費用も抑えられました。また、自分で配線作業を行うことで愛車への理解も深まりました。もし同じような課題を抱えている方がいれば、この方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。ただし、電気作業には危険が伴うため、不安な場合は専門家に相談することをおすすめします。

車中泊やアウトドアライフをさらに快適にするこのシステム、ぜひ試してみてください!

 

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