リン酸鉄イオンバッテリーに驚き
鉛バッテリーとリン酸鉄イオンバッテリーを比べると
これまで使用してきた鉛畜バッテリーは、充電し終わって少し置くと12.6Vくらで落ち着き、使用していると電圧は平均的に下がっていき、11.5Vあたりまで下がったら、使用をやめて走行充電をしていました。
ところがリン酸鉄イオンバッテリーは、満充電して落ち着いた電圧が13.2Vなんです。
そして、これからが凄い。
使用していても電圧は下がらず13.2Vくらいで供給し続けます。
使えなくなったと思えるころになって、やっと12.5Vと下がってきます。
冷蔵庫を二日間使い続けても電圧は13.2Vでした。
でも、リン酸鉄イオンバッテリーに付属していた100Vの充電器を使用し、満充電された時間は6時間ほど掛かりましたから、結構容量は空に近いと思います。
イオンバッテリーのボルト値は、限界まではほとんど下がらず、限界近くで急に落ち込むようです。
ただ、一般的にイオンバッテリーは、過放電してしまうと充電できなくなるということがあるそうなのです。
また過充電すると爆発するということがありましたが、今のリン酸鉄イオンバッテリーにはMBS(バッテリーマネージメントシステム)というのが付いていて過充電、過放電を制御しているので、その心配は無いそうですので安心してください。
詳しい説明はこちらから リチウムイオン電池の特徴と仕組み
ちなみに、私がそろえたバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーで、12V100Ah (1280wh) 重さ11kg、BMSが備わり、充電器も付いていました。
12v 100Ah LiFePO4バッテリー3000~7000ディープサイクルリチウム鉄 低温保護 大容量充電式 BMS付きリチウム鉄電池 RV、キャンピングカー
走行充電器も買い替え
そして、リン酸鉄イオンバッテリーを充電するには、今までの鉛蓄電池用の走行充電器では、充電できません。
鉛畜バッテリー用の走行充電器は、充電完了時の感知方法が違っています。そして、充電完了時の電圧が、鉛蓄電池は14.7V、イオンバッテリーは14.2Vとなっています。
ただ、リン酸鉄イオンバッテリー専用に買い替えた走行充電器ですが、最初はソーラーなども作っているメーカーの走行充電器でしたが、最初に送られてきたのが、IG電源を継なぐ箇所に締め付け用のネジの無い不良品でした。
取り替えてもらいましたが、三回目の使用で稼働しなくなり、返品しました。
以前から鉛バッテリーの走行充電器に使用していたCTEKの製品(CTEK D250SA)が、使っていてとても良いように思えました。
今回は海外輸入してみました
少し高めですが、安心して使える気がして、今回もCTEK D250SEに決めました。
金額的には、日本で買うと、どこも49,500円ぐらいと、私としてはかなり高額です。
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— CTEK D250SE —
もっと安い、イオンバッテリー用の走行充電器はあるのですが、私的に信頼のできるCTEKのものに決めました。
そこで今回、海外のオンラインストア( Waveinnというオランダのストア)から輸入することにしました。
金額は31,100円くらいだったと思います。
個人輸入ですので関税(今回は合計で1,900円)が掛かります。それでも送料と合計で35,000円くらいで収まりました。
ただ、注文してから、品物が到着するまで、結構ヤキモキでした。
それは、到着までの期間が掛かることです。今回の場合、注文した時の話では一週間ほどで到着するはずでしたが、実際に届いたのは二週間を過ぎてからでした。
メーカーからは、荷物が今、何処に有るかの経過メールは届くのですが、なかなか進展しませんでした。
しかもメールは英文でチンプンカンプン。google chromeで翻訳されるのですが、それがまたチンプンカンプンの翻訳で理解不能。
発送の時点で支払いは済んでいるうえ、日本では、次の日には大概届くのを思うと、荷物が途中で行方不明になったのではないかという不安はありました。
輸送会社が「国際郵便」でしたから、「問い合わせ番号」で「日本郵便」に問い合わせしてみたら「今、新型コロナの影響で航空便の数が少なくて、日数が掛かっています」と言われ、少し安心しました。
私もそうですが、心配性の人は、高くても日本から買ったほうがいいかもしれません。
値段も手ごろになったイオンバッテリー
リン酸鉄イオンバッテリーは、大きな容量(1280wh)で、充電回数が2000回(鉛バッテリーは500回くらい)
重量も11kg(鉛バッテリーは同じ100Ahで24.9kg)、値段も5万円弱となり、以前はリチウムイオンバッテリーで30万円くらいしてましたから、だいぶ安くなりました。
リン酸鉄イオンバッテリーに取り換えで、何より満足しているのは、冷蔵庫を二日間使ってもバッテリーの電圧が下がらなかったこと。
「これは正解だ」と、ひとり、喜びました。